DCマウス研修(移行中)

DCマウス研修[13] 基板設計(4)

配線ツール例 DCマウス研修(移行中)

こんにちは、nomuraです。
今回はいよいよパターンを引きます。

前回の続きでパターン設計です。パターン(配線)を引くべきフットプリントの間には、回路図を元に引かれた白いガイドラインが表示されます。この線が全て消えれば未配線がなくなります。わかりやすいですね!
今回のマウスは全体でこのような感じに表示されています。

配線前の全体像

グチャグチャです…。2.54mmピッチのピンソケットでCPUを2階に設置するのですが、このソケットに配線が集中するのでごちゃごちゃしてしまいます。CPU周りを設計しなくて良いから楽かなーと思ったのですが、別のつらさに遭遇してしまいました…。次に作る時は2階建てはやめたいですね。
基板の横に増えたのはモーターマウントです。コンセプト決めの3Dイメージでは描いていなかったのですが、この基板にモーターと車輪をネジ留めして車体に取り付けます。あまり設計の時間が取れず車軸などの穴位置は先輩のマウスを丸コピリスペクトして決めました。

さて配線を引く方法ですが、KiCADでは基板エディタの右ツールバーから配線ツールを選択します。今回作る基板は2層なので基板の表に配線する場合はF.Cuレイヤー、裏に配線する場合はB.Cuを選択します。

メニュー

配線がわかりやすいLEDでツールの動作を見てみましょう。
D5、D6、D7はステータス用LED、R9、R10、R11は電流制限抵抗です。

LEDとスイッチまわり

それぞれのLEDと抵抗が白いガイドラインでつながっているので、その関係を見ながらツールで配線していきます。今回は見やすいようにGIFアニメにしてみました。

配線ツールをフットプリントの上でクリックするとレイヤー色の配線がのびます。目的のフットプリント上でダブルクリックすると配線決定です。簡単ですね!カーソルはグリッドとフットプリントに吸い込まれるので大きくズレたりすることはありません。

配線中にショートカットのVを押すとビア(via)を設定して反対の面へ移動することが出来ます。裏側に移動した配線はちゃんと裏レイヤーの色になっていますね。ビアで他の配線を避けながら目的のフットプリントまで頑張って辿り着きます。長く引き回した結果、間違ったフットプリントに接続しようとしても接続されることはないので大丈夫です。頑張って引いた線が消えてしまうのが怖い場合はフットプリントの無い場所でダブルクリックすると途中までの配線を確定させることも出来ます。

といった感じで配線を進めていきます。次週は引き終わった回路を紹介出来るといいですね!?

今回はこのあたりで。
次回も基板設計編です。そろそろ発注かな?

タイトルとURLをコピーしました