マイクロマウス研修(kora編)[21] STM32マイコンの初期設定


こんにちは。koraです。

今回は、新型マイクロマウスに使うマイコンの初期設定を行います。

SW4STM32のインストール

HM-StarterKitではRenesasマイコンの開発環境としてCS+を使っていました。新型マイクロマウスに搭載しているSTM32マイコンの開発環境としては、SW4STM32(System Workbench for STM32)を使用します。

SW4STM32のインストーラをダウンロードするには、OpenSTM32 Communityにログインして、左端にあるMenu欄の「System Workbench for STM32」からダウンロードページを表示します。Windows版はWindows7のみ対応のように書いてありますが、一応Windows10でも動くらしいです。

ダウンロードしたインストーラを起動してインストールします。インストール完了後、SW4STM32を起動すると、workspaceを選択するように求められます。ここで選択したフォルダの下に、ソフトウェア関連のファイルを保存していくことになります。

STM32CubeMXのインストール

STM32CubeMXはSTM32マイコンの初期設定を視覚的に行うことができるソフトです。UARTやSPIやADCといった機能の初期設定用のコードも生成してくれます。こちらのページからダウンロードできます。ダウンロードが終わったらインストーラの指示に従ってインストールすればOKです。

プロジェクトの作成

CubeMXを起動したら、File → New Projectをクリックし、「New Project」画面を開きます。
検索欄に今回使用するマイコン名「STM32F732RE」を入力し、選択欄で「STM32F732RE」をクリックして、右上の「Start Project」ボタンをクリックします。

プロジェクトを作ったら、File → Save Project Asで、SW4STM32のworkspaceにプロジェクト名(今回はblink_led)を付けて保存します。

ピンの設定

プロジェクトが作成されると、まず「Pinout&Configuration」タブが表示されますので、回路図に合わせてピンひとつひとつにGPIOの出力やSPIのクロックといった機能を設定します。

クロックの設定

「Clock Configuration」タブを開いて、クロックの設定を行います。
できるだけ処理速度を高めたいので、CPUクロック(HCLK)を最大値の216MHzにします。この値が大きいほどマイコンの消費電力も大きくなるらしいですが、それは今後の動作を見て調整しようと思います。

コードの出力

「Project Manager」タブを開いて、「Toolchain/IDE」をSW4STM32にします。また、「Generate Under Root」にチェックを入れます。

次に、「Code Generator」ページで「Generate peripheral initialization as a pair of ‘.c/.h’ files per peripheral」にチェックを入れます。これにチェックを入れない場合、初期化コードがmain.cにまとめて書かれてしまい、ファイルが長くなって読みにくくなるためです。

設定が終わったら、画面右上の「GENERATE CODE」ボタンを押します。これで、STM32の初期設定が書かれたC言語のコードが出力されました。

次回

今回出力したコードから、LEDを点滅させるプログラムを作りたいと思います。


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