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ハーフマウス研修 その6~プログラム書き込み~

ハーフマウスキット製作記(移行中)

こんにちは、まえけんです。
デバッグ作業に入り、少しずつ動くようになっていくマウスを見るのがとても楽しくなってきました。

前回は電源周りのデバッグ(レギュレータやスイッチ等の素子を外して直接結線)したところで終わりました。
この状態で安定化電源を繋いだところ、ブートモードに設定したところ、電流が40mA近く流れました!

無事、マイコンの起動を確認できたので次は書き込みの確認を行っていきます。
書き込み基板を用意していなかったので、ユニバーサル基板で書き込み基板を作成しました。
シリアル変換器にはFT232RLを用いています。
次に、ルネサス社が提供している統合開発環境CS+で空のプロジェクトファイルを作成して、コンパイル。motファイルを作成して書き込み準備完了!
Renesas Flash Programmerを起動して、マウスを接続…しようとしたのですがここで問題発生。
マイコンとの接続が出来ませんでした。

何故書き込めないのか、ブートモード周りのマニュアルを読み返してみると
RX631においてUARTでの書き込みはSCI1(Serial Communication Interface 1)の特にP30(TXD)とP26(RXD)のポートを使うように指示が書かれていました。
自分の回路では、TXDを別のポートに割り当てていたので書き込めませんでした。
書き込みポートを手配線で修正し、改めて接続に挑戦!…するもまた失敗。

今度はどこがいけないのか調べていると、先輩から
「RX631はUART書き込みでも外部クロックが必要だよ」とアドバイスをいただきました。
他社のマイコンや、RX220では、UARTでのフラッシュ書き込みを行う際内部クロックのみでも動作していたので
RX631でも大丈夫だろうと、外部クロックを外して設計してしまっていました。
実際にマニュアルを見てみると、ちょこっと外部クロックが必要と書かれていました…見落としていた。

急いで外部クロックを買ってきて、改めて手配線で接続しました。
三度接続に挑戦。マイコンとの接続が確立出来ました!
空のmotファイルの書き込みも成功!

まとめ
間違えた部分と修正点
・書き込みポートの割り当てミス
 →手配線によるポートの修整
・外部クロックの未実装
 →手配線による追加

これからようやくソフトウェアのデバッグに移れます。とても楽しみです!
次回は一旦、飛ばしてしまった4回目の研修記事に戻ります。
実装する前にいただいた基板レビューについてです。

次回もよろしくお願いいたします。

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